安産・子育ての神として信仰され江戸時代文久年間より、
婦人衆を中心に「子安講」が結ばれました。
子安神社より受けた掛け軸を前に安産・子供の成長を祈願し、
女性達だけで食事をします。
講の範囲は、水戸以南旧水戸街道沿いの県南各地に広がり、
水戸市元石川・利根町大房などの子安神社を始め
多くの境内社、邸内社が分祀されています。
かすみがうら市四ヶ村地区で使用されている安産のお守りです。
妊婦がいる家庭の持ち回りで、無事出産が終わると半紙で包み、
水引を掛けて次の妊婦さんのいる家庭に渡します。
古くから様々な家を渡り歩いたこの半紙は、中の古い紙は炭化して黒くなっています。